WordPress 5.5 からプラグインを自動アップデートしてくれる機能が付いた。これが非常に便利である。
考えてみれば、プラグインのアップデートは、「ログインしたらなんか表示されてるからクリックする」というだけの作業であった。いままでなぜ自分で自動化しようという考えが浮かばなかったのか不思議なくらいである。プラグインのアップデートが原因のトラブルも、記憶にある限り遭遇したことがない。リスクは認識しているが、それよりもセキュリティやパフォーマンスの問題が修正されることが重要である。
プラグインの自動アップデート機能はデフォルトでは無効であり、プラグイン一覧から個別に有効化していく必要がある。
さて、あまり意識していなかったプラグインのアップデートであるが、無意識には負担になっていたようで、この機能が導入されてからサイトをどんどん作ってしまっている。ところが、そのすべてを更新することは難しい。
新規ドメイン名は Google に嫌われており、いかがでしたかブログのように急上昇ワードで SEO しているものを除けば、半年くらい使わないと検索結果にはのぼってこない。また、ひとつのテーマだけを扱ったサイトをより高く評価しており(Google はこれを「専門性」と呼ぶが、もちろん、ひとつのテーマしか扱わないことが専門性を証明するわけではないので欺瞞である)、さまざまな分野の内容を混在させることは望ましくない。そんなわけで、新しいサイトを作って記事を 10 個くらいつくって放置するというのは合理的ではある。
ただ、いくら減ったとはいえメンテナンスの手間が増えていくことを考えれば、サイトはむやみに増やさないほうがよい。ある程度の頻度で更新をするならそのついでにチェックすればよいが、それが難しいならメンテナンスのためだけに定期的にログインする必要がある。そしてなにより、放置を続けている限りアクセス数も増えないので意味がない。
うーん、よろしくない。いくつかの専門ブログのほかにコンピュータ以外の話題のためのサイトを立ち上げたが、さらにアクセス数が非常に少ない記事だけを集めたサイトを用意しようかという考えが頭を離れない。ほとんど参照されないアーカイブ用途なら別に WordPress.com でも構わないのだが、.htaccess が使えないので後でおそろしく不便である。
まあ、少し頭を冷やしてから考えよう。